オランダ紀行(2)
オランダで見たかったもの。
① チューリップ
② 風車
③ アンネフランクの家
④ デルフト
⑤ 絵画
そして、『コイケルホンディエ』
まずは③の目的を達成すべく、
朝から大学の構内を見学させていただき、急いでアンネフランクの家に向かう。
なぜって、開館前に並ばないと入場するには数時間待つ事になるから。
中学時代、ずいぶんと読みふけったアンネの世界がそこにあった。
ナチスにおびえながら隠れ住んだ屋根裏部屋。
収容所の様子。
日記。
ちょっとはなれたところに『アンネフランク像』が建っている。
実は、この日 『女王の日~Queen's Day~』 前日で目の前まで仮設トイレができていた。
『アンネフランク像』は、肩身が狭そうにみえた。
『無礼講の日』は、こんな名所でもところ変わらずトイレを置くのだ。
それにしても運河沿いのアンネの家周辺は美しい。
一目でお気に入りの場所に勝手に認定。
そして、⑤の目的はなんといってもだんな様のお楽しみ。
あとでマウリッツハウス美術館に行くにしても、
まずは国立博物館を見ないと始まらない。
もちろん写真は×
そこで、ゆっくりと鑑賞に浸る。
そこで、思わぬ出会いがあった。
絵の中の
『コイケルホンディエ』
である。
まあ、アムステルダムに来て以来、出会った犬は数頭。
現地に30年住む日本人の方に聞いても、ミシェルの写真を見せても
『キャバリアじゃないの??初めて聞くわ~~。』
そういうばかり。
出会った日本人がみんなそうおっしゃった。
意外といないものね。
日本に来て、柴犬どこですか??って聞くのと同じようなものね。
そうあきらめていた矢先の事だった。
ヤンステーンの絵には、見事にコイケルが描かれている。
これも、これもこれも!!!
思わず絵葉書を選ぶ!
コイケラーならばわかるはず。
このなまめかしいレディーのお着替えの横で眠りについている姿は
まさにコイケル。
その昔、オランダ建国の父『オラニエ候ウィリアム』は犬好きで、必ずお供にしていた犬がいた。
それが『コイケルホンディエ』といわれている。
現在でも、『オラニエ候ウィリアム』の銅像の横には、コイケルの銅像がお供している。
たとえこの先コイケルに出会えなくとも、秘密を知っているようで
私たち二人なんだか満足だった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
午後は①の目的、美しい花々に出会うため、キューケンホフ公園に足を延ばす。
キューケンホフ公園詳細は、歯歯歯日記~花のヨーロッパ~をご覧ください。
この日まで、オランダで食べた名物と言えば、エルテンスープとヒュッツポット
もちろん、朝食べたハーリング(にしん)おいしかったけど。
エルテンスープとはどんなスープなんでしょ?
青豆のスープときいていたが、ソーセージほか具沢山のあっさり味でおいしい。
ヒュッツポットとは、名前は難しそうだが、
牛肉とじゃがいも、たまねぎ、にんじんを一緒に煮込んだだけの、素朴な田舎料理
デザートはりんごのケーキでした。
スクランブルケーキのお味に近い。
プロテスタント、質素、オランダに食が発達しなかった理由がわかります。
そんなお料理。
かわって、インドネシア料理店は意表をつく多さ。
植民地の影響って大きいのね・・・そう思わせる。
さあ、残るは②と④
美術館もメインのフェルメール『青いターバンの少女』があるわね。
とても充実したオランダ道中。
コイケルにあえない分、犬が妙に目に入る・・・。
by rifimi | 2010-05-11 00:50 | その他