おとぎの国~ベルギー(2)~
食に興味なし。
贅沢は好まず。
プロテスタントに装飾はなし。
そんなオランダを出て2日。
建物、食べ物、ファッション、文化の違いを大きく感じる。
ベルギーで思い出すのは、小便小僧・おいしいチョコレート・ワッフル
そしてビール
(正直食べ物ぐらいしか浮かばなかった・・・・うううっ~)
それが・・・・
わずか2日で、国の印象が変わってしまった。
この小路
和室に似合う花と思っていた藤の花が
こんなに小路をひきたてる
こんな街角の装飾
いまやベルギーは
モード界の先端といわれているそう。
華やかな店。
そして、ファッション専門学校には世界中から留学生が。
もちろん日本人も数多く滞在している模様。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ベルギーに入って初めて、昼食にビールとワッフルをいただく。
チェリー味のビールは甘酸っぱくてもしっかりとビールを味わえる
女性好みのお味!おいしい!!
わくわく・・・・
ワッフルだーーーー
ところが、
甘くない
しかも塩味。
かすかにかかったシュガーパウダーの部分だけ
ほのかに甘さを感じる。。。
聞けば、これがブリュッセル風ワッフルというんだって。
日本で『ブリュッセル風ワッフル』の店が出来たが、あっという間に
おにぎりやサンに変わってしまった・・・・
そう聞いたが、ちょっと納得。
日本人受けはしないかも。
期待が大きかっただけに、ちょっと拍子抜けしてしまった私。
銀座にあるお店も、たしかにブリュッセル風ではなかった。
日本人好みのリエージュ風ワッフルに出会えるまで、
お楽しみは取っておく事に。。。。。
街角のビールやさん
800種類のうち、いったい何種類のビールに出会えるかな?
《荘厳なゲントに立ち寄る》
聖バーフ教会に入場する。
神秘の子羊(ヤンファンアイク作)を一目見ようと、国中から人が集まってきていた。
絵画保存状態診断のため、
『神秘の子羊』は条件付展示中。
まずは、
神秘の子羊レプリカがある説明用の部屋に通される。
そして説明後、
本物は、小さな入り口からガラス越しに覗く。
残念ながら、町中工事中で不似合いな光景。
それでも運河沿いのギルドハウスは、静かに歴史を物語る美しさ。
夕方、こんな街に到着。
ベルギーはこんな美しい街だった
かつて、オードリーヘップバーンが凱旋帰国した街。。
(失礼!!あんなお美しいオードリーさまがベルギー出身
と言う事も知らなかった。)
そして・・・・
結婚前、ヨーロッパを巡られらた美智子皇后が、
2時間ほどたたずんだ修道院庭園。
また訪れたい場所・・・・ブルージュ
そして、夕食。
ベルギー名物『ワーテルゾーイ』
水煮・・・ってことだけど、薄いクリームシチューのようなかんじ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
翌朝から、小さなおとぎの街ブルージュ観光に出る。
マルクト広場・ブルグ広場・ノートルダム教会
どこを歩いても映画のセット??と勘違いする。
1300年代の建物、1400年代の建物
それが普通の街
皮なめしのギルドだったり
運河沿いの柳は絵の世界。
『寒いですか?暑いですか?』
ベルギーにそんな質問は愚問。
『1日の中に四季があります』
現地の方がそうおっしゃる。
なるほど、今雨かと思えば止み、晴れたと思えば猛烈に寒くなる。
空も、真っ黒な雲がすぐに押し寄せる。
修道院の中庭を通り過ぎると、たくさんの白鳥が出迎えてくれた。
このハクチョウたち、ブルージュ市で飼っているそう。
卵を温めている白鳥。
見守っている白鳥。
『愛』 が深まる場所なのかしら?
うわさの『愛の湖』をたずねる。
『ご一緒の新婚さんには、最高の場所ね!!』
みんなに冷やかされる。
それにしても、時間が止まったよう。
寒かった上、急に雨が降り出し、雨宿りをする。
雨で大忙しの
お仕事中のお馬さんに会う。
お疲れ様。
ホテルにぶらぶらと戻り、イルマおばさんのレース屋さんをのぞいてみる。
大好きなベルギーレースがた~~~くさん。
ボビンレースを実際見せていただく。
そして、カットワークレースとボビンレースを購入。
最近では中国製のものをベルギー製と偽って
販売しているお土産やさんもあるんだとか。
そこで、実際ここで作ったという証明書までつけていただき、
持ち帰る事に。
テーブルセッティングがと~っても
楽しみ。
雨が何時降り出すかわからないので
雨の合間に船に乗ってみる事にする。
こんなとき強引・せっかちなだんな様は、
ちゃっかりと日本人団体さんが多い時間の船チケットを
とってくれる。
そうでもないと、オランダ語かフランス語の説明船に
乗る羽目になってしまう。
こんなときは、本当に感謝、感謝。
船着場から船に乗る。
船上からの風景は、また一味違う。
これから、チョコレートやさんめぐりしよう。
乗り気でないだんな様を誘って、また街に繰り出す。
あとは、ブリュッセルから帰国するだけね。
もう、夢の世界から戻るのは時間の問題だ。
~つづく~
by rifimi | 2010-05-17 22:33 | その他