基本はノーリード~犬編~

『ミッシェル』の故郷『オランダ』を訪ねたものの

とうとう1匹のコーイケルホンディエに会う事もできず

見かける事もなく、旅を終えました008.gif


アムステルダムの旧市街は世界一背の高い国民が、
小さな間口を入っていく・・・そういわれるような住宅事情のせいか


この「女王の日」前後、犬もほとんど見かけません。

『犬みかけないけれど、飼っているのかしら??』

『いるのはいるけど、小さい犬が多いですね。』

『女王の日が近いから、散歩させていないのかも。』




こんな状態なので、まったく犬にあえず、

出会うのは、自転車ばかり。。。。


『中央分離帯の広いスペースとか、公園ならいますよ。』
この国の犬の散歩は基本的にノーリードです!

オランダ在住30年の日本人Oさんがおっしゃる。

街のあちらこちらには、
 「リードをつけて散歩しましょう」 
のような絵看板が立っています。

バスの中から目を凝らしていると、犬がいた~。

最初に見かけた犬はアムステルダム新市街。


おやっ、リードつけてるじゃないの。

規則守ってリードつけてるのね。

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たぶん、バゼットハウンドじゃないかしら。
もうお年なのかもね。
でも、やっと犬に会えた喜びはなんともいえないわーー。






しばらく車は走り、あの有名な「キューケンホフ公園」に到着。




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公園ならばたくさんいるはずよね。

チューリップに夢中になっていると、池の向こうに
黒い犬がやってきました。

ラブラドール?いや顔が白っぽいね。

そういっている間に、飼い主は

「のど渇いているの?水のみなさい」

そういうと突然、ワンコはこの緑色の水を

ガブガブっと飲んだのでした。

光合成の進んだ水を。

「この犬、毎日この水を飲むのよ」

そういうと、早足に池を後にしました。


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あっけにとられて、すっかり写真を撮るのを忘れた

ミシェルままは、それから水質調査をしました。


やっぱり、すごい緑色だぞ~~~




公園の温室近くにはこんなかわいい犬がいました。

マルチーズなのか、ウェストハイランドテリアなのか
この手の犬の名前には本当に疎く、白いテリアっぽい犬ということで
写真に収めました。

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考えてみれば、ほとんどの犬が立ち止まってくれません。

犬のペースと人間のペースがうまく調和しているようで、

「飼い主と愛犬の築かれたペースを無理に破っては

いけないんですよ。。。」
そう現地の方が言います。

そうか。むこうで立ち止まってくれるのはいいけど、

「かわいい」とかいって、制止するのはマナー違反てことなのね。


たしかに、ほえている犬なんて公園にはまったくいなかった。。

すごーーーく飼い主との信頼関係が

築かれている気がしました。



そこへ、ゆっくり・ゆっくり歩いてくる犬がおりました。

ペースはゆっくりでも、まなざしは、はるか遠く

決して立ち止まりません。

バーニーズ?いや、ビーグル?

模様はバーニーズだけど、何歳ですか??

の問いに「2歳の女の子よ」

じゃあ、バーニーズのわけないね。

なんとか???いってくれたんだけど、

とうとう聞き取れませんでした。

いったいなんていう犬種だったのでしょう?

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さあ、森を抜けるとなにやらガサゴソ・・・・・・

犬か、たぬきか・なんだろうとのぞくと、


色鮮やかな孔雀たち。

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こんな孔雀を見たら、フィガロもミシェルも
ただじゃおかないぞーーーって吠えるし
きっと追いかけるだろうなあー


どうして、この国のワンコは吠えないの?






普通のカフェでお茶をいただいていると、

私の足にぶつかってきた物体がおりました。

急いでシャッターを切れば、こんな犬でした。

この子は、一目散に自転車のあとを追いかけてゆく

ノーリード犬でした。

でも、この犬もなんて犬だろう。

ボクサー?ラブ?ロットワイラー?






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政治の街、ハーグでも犬を見かけることはありませんでした。





翌日のベルギーでは、たくさんのお散歩犬に会いましたよ。



ルーベンスの家周辺では、たくさんのワンちゃんが

散歩を楽しんでいました。


あわてて追いかけましたが、飼い主の歩くペースが早いのなんの。



チワワ?まあ、黒いちっちゃな犬でしたわ。

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このおじさんは、犬に引きずられるように歩いていました。

これは、シーズーですかね?

違う気もする・・・。


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カフェでランチをしているご婦人たちの足元には、

二匹のワンちゃんがおりこうさんに座っていました。


ホワイトテリアもペギニーズもトリミングをしてきたようです。

飼い主さんが手を振ってくれましたよ。



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そのとき、白いモップが歩いてきました。

これが、グレーか白のプーリー

だったのかもしれません。


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気がつくと、犬のお尻がそこにありました。

「ベルジアンシェパードだ!!」
撮った写真はこの通り。
ベルギーでベルジアンのタービュレンに出会えたのでした。

素敵な犬ねーーー。

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そうこうしているうちに、マイペースでいぬが通り過ぎてゆきます。

もう、写真どころではありません。

目に焼き付けておこうーーーっと。



コリーのお尻にも出会う。

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再び、バスに戻ると車窓から景色とともに犬を探します。


これこそ、見覚えのある犬です。

ラブラドールとの遭遇。





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こんな景色の中、お散歩犬には出会えなかったブルージュ。

きっと素敵なお散歩になりそうですよね。

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ブリュッセル最後、出発前の数時間をルイーズ広場で過ごすことになりました。

「プレシャスドッグ」という、犬グッズのお店があると聞いていたからです。


看板犬、フレンチブルドックの「フローちゃん」が出迎えてくれました。


ところが、買い物をした紙袋を見るなり、フローちゃんは店外へと

脱走を図ったのです。



せっかくの記念撮影はお預けに・・・




オーナーさんが、笑いながら、

「どういうわけかわからないけれど、大きなバックを持った人と、紙袋を見ると

脱走するの」

「脱走と言ってもほんの10メートル以内だけどね」


愛嬌のある女の子。「flower」からとって、名前を「フロー」にしたけど、

とんでもなく大きな「花」になってしまったの。


そんな話をしてくれましたよ。


また、ぜひ訪れたいショップです。今度はフローちゃん

お写真撮らせてくださいね。


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↑ 意外と・・・日本より高値のドッググッズ
 ミシェルの分だけ購入しました(ごめん、フィガロ・リチャード)


さて、日本に戻ってから、ヤンステーンのコーイケルを見直しました。

このポーズならいけるかも!ミシェル!


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「今日は写真はこちらからお願いします」
仕方ないので、この体勢で我慢しました。





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やっぱり、絵の中の犬たちは、コーイケルホンディエに間違いないわ。

今も昔もかわらぬ姿ですね。

by rifimi | 2010-05-21 21:37 |